月に存在する水は、彗星(すいせい)が月面に衝突した際にもたらされたものが中心だとする研究が、英科学誌「ネイチャージオサイエンス(Nature Geoscience)」(電子版)に9日発表されたそうです。
記事によりますと、
米ウェスリアン大学(Wesleyan University)などの天文物理学者からなる研究チームは、米航空宇宙局(NASA)がアポロ(Apollo)計画で採取した月の岩石標本の中から、アパタイトと呼ばれる水を好む鉱物を分析した。アパタイトに含まれる水の水素同位体比から、水は月内部のマントル、太陽風によって運ばれてきた水素原子、または彗星のいずれかからもたらされた可能性があると結論付けた。
と書かれています。
今回分析されたアパタイトの水素同位体比は、ヘールボップ(Hale-Bopp)彗星、百武(Hyakutake)彗星、ハレー(Halley)彗星のものに近いのだそうです。
月に水があるなんて…と思われる方も居られるかもしれませんが、
月の北極付近に推定6億トンの氷があることを発見した、とNASAが去年発表しています。
詳しくは記事(および記事内の「関連記事」)をご覧ください。
「ヘール・ボップ彗星」、「百武彗星」、「ヘハレー彗星」について書かれたWikipediaの記事にもリンクしておきます。
> wikiの記事はコチラ「ヘール・ボップ彗星」
> wikiの記事はコチラ「百武彗星 (C/1996 B2)」
> wikiの記事はコチラ「ハレー彗星」

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