3DプリンタLABISTS X1に付属のスライサーソフト、LABSLICERの設定について思う事など書いてみたいと思います。
後述する設定の数値は、メーカー推奨のLABISTSの4色セット(PLA+)のフィラメントを使用してのデータになります。
X1にはLABISICERとCURAの二種類のスライサーソフトが付属してます。
普通はCURAを使うのだと思いますが、最新バージョンにアップデートすると相性の悪さが出るようで、いまひとつ使い勝手が良くありません。
自分はLABISICERを研究してみようと思いました。
中国語と英語の切り替えしかできないんで、英語にして使います。
基本的な使い方はyoutubeなどでガイドの動画なども存在するのでそちらを参考にしていただくとして、ここではカスタム設定の話をします。
・精密さか時短か…
使い始めの頃は、どれだけ積層痕の目立たない精密で綺麗な立体物が作れるか、ということに拘りがちです。
このX1は、販売時などの説明では最小ピッチが0.1mmとなってますが、説明書では0.05mmと記載されてます。
なので、やろうと思えばかなり綺麗なものを出力できるはずで、そこを突き詰めて最適な設定を模索することもできます。
自分も一度やってみましたが、どうしても一層目と最終層が粗くなるので不思議でした。
これは内側を埋める設定が粗かったからなのですが、はじめてでは気付けませんでした。
ただ、判ったのは小さなものでも積層ピッチが細かければ、とてつもなく時間がかかってしまうこと。
さらに内側も細かく充填するとなるとさらに時間がかかるわけです。
ちなみにLABISICERが示してくる出力時間は実際の半分以下です。ですから倍以上の時間がかかると覚悟する必要があります。
それで、あるとき試しに大きな物を出力してみたんですが、その時の設定は0.2mmピッチで、印刷速度はかなり早めにしたと記憶してます。
内部の充填率もかなり減らして。するとそのほうが完成が早かったばかりか、見た目も悪くなかったんです。
仕上がりが大きいと積層ピッチが0.2mmであっても気にならないんです。スケールエフェクトってやつでしょうか。
なので、どうせ積層痕は埋めるもの、と割り切って、0.2mmでやや大きめに出力することに決めました。
前置きが長くなったので記事を分割しますが、上記を前提として話を進めさせていただきます。
次回に続きます。
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