1/12ドールハウスサイズのキッチンシリーズ新作として「吊り戸棚」を設計しました。
・展開図はこちらの記事にあります。
http://freef5.seesaa.net/article/485248921.html
・組み立て説明の第二回はこちら。
http://freef5.seesaa.net/article/485376328.html
・組み立て説明の第三回(完結)はこちら。
http://freef5.seesaa.net/article/485413018.html
今回は組み立て説明の第一回になります。
基本的にはほとんどの部品は「棚板」を作ることになるので見た目「平たい箱」を組み立てる作業になります。
組み立てた棚板を接着していくことで、実際の棚を組み立てるように完成させる構造です。
そのため、この平たい板が歪むと最終的に出来上がる棚も歪んでしまうので、組み立て難度としては高めになります。
歪みを防ぐのはそう難しいことではなく、常に机などの平らな場所の上に置いて部品の折りと接着を行うことです。
そうすることでいま組み立てている部品がちゃんと歪みなく平らに仕上がってるか確認できるからです。
では、始めていきましょう。
下準備として、折り線を書けなくなったボールペンや鉄筆などでなぞり、折りやすくしておくことをお薦めします。
先ず部品(1)と(2)を平たい箱型に組み立てます。(1)は棚の上面、(2)は下面になります。

できたでしょうか? 灰色の線が描かれている面が棚の内側になりますので覚えておいてください。
基本的に部品で灰色に描かれたり塗りつぶされているところがあれば、それは他の部品と接着するための位置(目印)を表しています。
次に部品(3)と(4)を同様に組み立てますが、こちらは写真のように灰色の無い真っ白な面の外側にある「のりしろ」の面を外に余らせておいてください。

こののりしろは最終的に棚の扉と繋がり、開閉するためのヒンジの役目を果たします。
この(3)と(4)は棚の側面の板になります。真ん中にも灰色の線が入っている方(アルファベットのEみたいな)が棚に対して向かって右側の板になります。
写真はないですが、ここまでと同じように吊り棚内側の仕切りを構成する横板、縦板となる(6)と(7)も組み立てておきましょう。
棚裏になる(5)を平らなところに置いて、そこに棚板を接着していきます。
写真を参考にしてください。上面と向かって右(棚の扉のヒンジになるのりしろが外側にきます)の板を先に接着。
次に内側の仕切り板を接着。


その後に棚の下面を接着。最後に向かって左の板を接着。この順序が一番歪まず組み立てられるはずです。

今回はここまでですが、もしも扉を付けないのであれば、これで完成としてしまっても良いと思います。
少し歪みが出てしまった場合も扉を付けなければ歪みは目立たなかったりします。
ちなみにおまけのポットの組み立ては第三回を予定しています。
それでは次回(第二回)は扉の組み立てです。
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