今回は紙を折るときの折り方について説明します。
基本的には折り線に沿って「山折り」にするか「谷折り」にするかです。
山折りというのは三角形の山の形を想像してください。紙を横から見たときに山のような形になる折りかたです。
そして、谷折りはその逆というわけです。
この写真を参考にしてください(^-^)
組み立て説明で「山折り」、「谷折り」とだけ書かれていたらこれを思い出してください。
もうひとつ、「紙を丸める」という場合があります。
綺麗な筒形に丸めるのは難しいですが、身近な道具の中に丸い棒が無いか探してみてください。
ペン、えんぴつ、筆、とか円筒形のものがあれば、それに巻きつけて巻き癖を付けると綺麗に作れます。
細かい部品なら竹串や爪楊枝が使えるかもしれません。
続いて接着について説明します。
接着は当然「のりしろ」に接着剤を塗って貼り合わせるんですが、材料の説明のときも書きましたとおり、使う接着剤の種類によっては水分を吸ってしわになったりします。
一般的には木工ボンドや手芸ボンドを使います。厚い紙をしっかりと接着できます。
でもこれらは水性の糊なんで、たくさん塗ると紙が水分を吸ってしわになりやすいです。
もうひとつは、合成ゴム系・溶剤形接着剤(Gクリヤーなど)です。これは紙に染み込みにくいんで、しわになりにくくお薦めですが、溶剤が入っているんで小さいお子さんが使うのには注意が必要です。
どちらにしてもお店で接着剤を買うときに迷ったら、水性か溶剤形か、「接着できるもの」として「紙」と書かれているかだけは確認しましょう。
余談になりますが、初心者の方がいきなり海外製の上級者向けペーパークラフトのキットなんかに挑戦されることは無い、とは思いますが、もしもそんなことがありましたら「のりしろが無い」キットがあるのに驚かれると思います。
精密ペーパークラフトではのりしろが無いのは珍しくありません。そういうキットの組み立てでは、のりしろは自分で作るものなんです。
余白なんかを使ってのりしろを作るんですが、この方法のメリットは紙の厚みが仕上がりに影響しないことにあります。
一応簡単な図で説明しました。
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