2020年10月12日

3DプリンタLABISTS X1を使ってみて思う事(2)

3DプリンタLABISTS X1を少し使ってみて思った事、前回に続いて気付いた事などを少し書いてみたいと思います。

前回の続きになります。

購入時に底に貼り付ける小さなクッションのスポンジシールが入ってたと思います。
これ意外と付けてない人が多いんじゃないでしょうか。
自分はこれを貼った方が良いと思ってます。クッションとしてではなく。以下その理由です。

本体をそっと持ち上げて底を確認してもらえば分かるんですが、プラットフォームを動かす(Y軸)モーター格納部の冷却スリットって実は底に回り込んで彫られてるんです。
ベルトの駆動モーターにはファンが付いてるわけではないので、このスリットは重要だと感じます。
シールを貼らずに本体を設置すると冷却効率が落ちるので、ここは浮かせて隙間を作る意味で、このクッションシールは貼っておくのが良いと思います。

付属のフィラメントホルダーというか支えですが、割と不評みたいですね。でもメーカー純正の250gフィラメントを使う場合には、これを使う(向きも説明書通りに)のが最も適切な設置場所になります。
リールが小さいので曲がり癖もそこそこあって、別途ホルダーを用意するなどして、本体から離れた位置や高い位置に設置すると、うまく送りこまれず滑りや詰まりの原因になりやすく感じてます。
なので250gのフィラメントを使う場合にはとても頼りになるパーツです。

おまけで付いているフィラメントとメーカー純正の別売りフィラメントはかなり質が異なります。
ですが、付属のスライサーソフト(LABSLICER)との相性は良いようです。

そのLABSLICERとCURAのふたつのソフトが付属してますが、みなさん細かく数値を設定できるCURA派に流れていく傾向が強いようです。
自分は簡単に操作できるLABSLICERをもう少し極めたいと思ってます。
このソフトでの設定について煮詰まってきつつあるので、また改めて記事にします。

プラットフォームの調整の話にまたなるんですが、プリントヘッドをホームポジション(一番下)に下げて、四隅の位置(説明書にある1番から4番の位置)に手動で動かしてやっていくわけですが、先ず説明書にもあるようにホームポジションに下げる(というかヘッドの上下)のは手動ではなくコントローラーの家マークボタンでやるのが、モーターに負荷がかから無くて良いです。
一方四隅への移動は手動になりますが、1番の位置へ持ってくるときは、上手に持って慎重に平行に動かしましょう。注意しないとヘッドがプラットフォームを擦ってしまう場合もあり得ます。
自分は不器用なのか、プラットフォームに筋がついているのを見て、擦っていたのか、と気付くことがありました。
こうした場合、理由は二つ考えられます。
・前回使用時からプラットフォームが僅かに上がってきていた。
・縦軸(Z軸)を支える柱が一方にしかないのでヘッドをX軸手前に移動させてるときに知らずに下方に力が入ってしまい、アームが撓んでヘッドが下がって擦りながら移動している。

これらを防ぐには、どうせ調整するんだから調節前にプラットフォームを一旦下げておく、というのが一番簡単で良いと思います。

3d_priter_10.jpg

で、自分は更に心配性なんで、この移動のときだけつっかえ棒を噛ませてヘッドが擦らないようにしようと考えました。
それが写真に写っている赤い部品です。
このプリンターで作りました。正直言ってなにもそこまでしなくてもという感じの部品です。

ちなみにベルトに負荷をかけないように使用しない間ヘッドはホームポジションに下げておくようにしてます。

いろいろ書いてますが、慣れてくれば何も怖いことはありません。

3d_priter_14.jpg



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2020年10月07日

3DプリンタLABISTS X1を使ってみて思う事(1)

3DプリンタLABISTS X1を少し使ってみて思った事、前回に続いて気付いた事などを少し書いてみたいと思います。

前回と同じく本当に初心者の自分が言うことですので、過度な期待はしないでください。
ああ、そんなことかと思うような内容がほとんどかと思います。

3d_priter_10.jpg
(※つっかえ棒のような赤い部品は自作パーツで製品にはありません)

先ず、以前も触れましたが、夏に購入した自分の経験として、左右反転に出力されるということはありませんでした。
ノズルのファンは追加されていました。プラットフォームのマグネットが弱いとは感じませんでした。
改良後の商品だったのだと思います。
これから購入するという方は、買ってから改良しなきゃいけない、というようなことは考えなくて良いと思います。

次によく言われていることを実践してみて本当にそうだな、と思ったことなどについて。

プラットフォームは毎回調整をちゃんとやったほうが良いです。
毎回高さが、ほんの僅かですが変わってしまってたりするので。
使ってみて思うのは、最初の一層目がちゃんとプラットフォームにくっつくかの要になるのが、この高さ調整がちゃんとできてるかなんですよね。

音が静かなのが、本来の特徴ですが、音がするようになったら、ミニ四駆用のシリコングリスかFグリスを使うのが有効です。
自分はFグリスを使ってます。塗付後は埃が付着しやすくなるので、次にグリスを使うときなどは、埃をふき取ってから行うと良いです。
ふき取りにティッシュを使うとそれ自体が埃を生じることもあるので、自分はキッチンペーパーを使ってます。キムワイプがあると尚良いかもしれません。
ミニ四駆用のグリスが何故良いかというと、金属とプラの混合製品なので、それに対応したグリスでなければ、プラに痛みが生じる可能性があるからだそうで、そう考えると入手のしやすさ、内容量が多過ぎないことなども併せて納得できる話です。

プラットフォームは、曲げることで簡単にできた物を剥がすことができますが、僅かに付着した汚れカスが積もり積もって…ということも起こるようです。そうなると掃除は大変そう。
常に綺麗で平らであってほしいので、自分はマスキングテープを表面に貼っています。
お薦めなのは「のり残りしにくい」ことを謳っている商品で、長期間貼りっぱなしにしたマスキングテープを剥がすと糊がねちゃっと表面に残ってなかなか取れない…ということにならずに済みます。
自分は30ミリ幅のものを使ってます。四列貼ればプラットフォームの幅ぴったりに貼れます。
貼るときの注意点としては、
・四列貼るけど列の継ぎ目は絶対に重ねないこと。
・皺にならないようにきれいに貼ること。
・プラットフォームの高さ調整はマスキングテープを貼ってから行うこと。
この三点です。
重なった部分は高くなってしまうので、ヘッドに当たってしまいます。
皺も同じ理由でNGです。
定期的に貼り直して使うことで、常にプラットフォームを平らで綺麗に保てます。表面にスティックのりを塗った場合は、必ず貼り直しましょう。
デメリットとしてはマスキングテープなので出力中にモデル底部の反りが発生してもそれを防ぎ、プラットフォームに固着してくれるほどの粘着力は期待できません。

長くなったので、続きは次回の記事で…。
最初の写真にある赤いつっかえ棒みたいのが何なのかもそのとき解説します。


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2020年09月23日

3DプリンタLABISTS X1でフィラメント引き抜きのコツ


3DプリンタLABISTS X1を少し使ってみて気付いたことを少し書いてみたいと思います。

先ず、本当に初心者の自分が言うことですので、過度な期待はしないでください。
ああ、そんなことかと思うような内容がほとんどかと思います。

買ったばかりの方やこれから買おうとする方には少し役立つかもしれません。

最初に説明書の不備で判りにくくなっている、一番重要な使用後のフィラメントの抜き取りについて書きます。
英語で書かれているページを参照すると分かるんですが、フィラメントを抜くときに押すべきボタンが文面では脱字(書かれてない)になっています。
(少なくとも自分が購入した時点ではそうでした。その後修正されている可能性もあります。)

説明書にある…
6.フィラメントを取り出す

この項目のところです。
「コントロールの(-)ボタンを押して取り出します。」
が正しい表記です。またその後もちょっと判りにくいですが、印刷終了から5分以上経過している場合はノズルが冷めていて(つまり中の溶けていたフィラメントが膨らんで固まっているということだと思います)出てこないから、加熱(最初のセッティングの時にやった(+)ボタンで溶かす)をしてから取り出してね。
ということです。

具体的には、(-)ボタンを押すと、加熱時の(+)ボタンのときと同じように点滅して、フィラメントを送るローラーが逆転してフィラメントが後退してきます。フィード穴(ヘッド上部の最初にフィラメントを差し込んだストロー状の筒)のところでフィラメントに軽く指を添えると逆送しているのが判りやすいと思います。
ある程度戻ってきたらつまんで引き抜くんですが、ひっかかって出てこないことも割とあります。
5分経過どころか、印刷直後であってもかなりの確率で冷えてしまってたりします。

このひっかかったときには、ローラーが滑ってコンッ、コンッという音が鳴ります。所謂「詰まり」というやつです。
無理に引き抜くと故障の原因になりますが、毎回電源を切って分解…という手間を回避する方法を見つけました。
(引き抜き作業のときは、印刷終了時のヘッドが上がった位置で行うのが良いです。HOME(家のマーク)の位置ではやらないほうが良いです。

先ず、引き抜くときに詰まりを感じたら、素早く以下の作業をします。

具体的には、軽く引っ張って抵抗があり、コンッという音が聞こえたらすぐに(+)ボタンを押します。ローラーは送りに戻りヘッドは再び過熱を始めます。
そのまま準備のときと同じようにヘッドから溶けたフィラメントが出るのを確認します。
ある程度そのまま出てくる様子を見ますが、最後(ボタンのランプが消える)まで待つ必要はありません。ある程度プラットフォームの上にニョロニョロニョロと落ち出たところで(-)ボタンを押します。
最初のときより速いタイミングでフィラメントは逆送してくると思います。指を添えて戻り確認したら、そのまま引き抜いてみてください。
無事に取り出せるはずです。
(ここでまた抵抗とコンコン音が鳴るようなら切り替えのタイミングが速すぎと考えられるので、再び上記手順を繰り返します。)

ただ、引き抜いたら上からも下からも糸を引いた状態になると思いますので、その糸状のPLAは素早く丁寧に取り除いてください。
ノズルは高温になっているので、ノズルの口にPLAが付着している場合は直接手で触らないように注意して下さい。
(自分はピンセットを使っています。)

自分の場合はこれで解決しており、まだ10回ほどしか印刷していないですが、一度も分解して取り除くような事態にはなっていません。
とはいえ個体差があるかもしれませんし、あくまで個人の感想ですので、過信しすぎないでくださいね。

一応保身の為(笑)に書かせてください。

・各自自己責任で行ってください。故障しても責任は負いかねます。

取り出したフィラメントの先端は歪になってると思います。溶けたり歪んだりしているところはちょっと多めにニッパーでカットしておきましょう。

長くなったので、一旦ここで記事を終え、続きは改めて書くことにします。

3d_priter_9.jpg

現在の我が家のX1プリンタです。
おかしなものがくっついてたりしますが、それもまた次回以降の記事で書きます。


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